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尾上 博則; 石橋 正祐紀*; 尾崎 裕介; 岩月 輝希
International Journal of Rock Mechanics and Mining Sciences, 144, p.104737_1 - 104737_14, 2021/08
被引用回数:4 パーセンタイル:43.25(Engineering, Geological)本研究ではMIUの深度500mの坑道を事例として亀裂性岩盤のモデリングの方法論について検討した。その結果、割れ目のトレース長分布の再現性に基づいて、割れ目の地質学的パラメータだけでなく水理学的パラメータも推定することができる割れ目のモデル化手法を開発した。本モデル化手法を適用することで、岩盤が有する割れ目の統計的な特性を精度よく再現できるDiscrete Fracture Network (DFN)モデルを構築することが可能となった。また、割れ目の分布位置や透水性を調査データに基づき修正するコンディショニング手法を適用することで、特定の場所のローカルな割れ目特性の評価が可能であることを実証した。さらに、亀裂性岩盤の水理学的な不均質性をモデル化するために必要な原位置調査と調査データとの関係を明らかにするとともに、日本の地層処分事業に資する有益な知見として、DFNモデルを用いた地下施設建設段階の現場調査とモデリング,処分パネル設計の考え方を提案した。
尾上 博則; 三枝 博光; 竹内 竜史
土木学会論文集,C(地圏工学)(インターネット), 72(1), p.13 - 26, 2016/01
日本原子力研究開発機構は、岐阜県瑞浪市において地層処分技術に関する研究開発のうち、深地層の科学的研究の一環として超深地層研究所計画を実施している。本研究では研究坑道の掘削に伴い実施した地下水流動のモデル化・解析に関する研究成果を体系的に整理するとともに、断層などによる水理学的な不均質性が高い結晶質岩地域での地下施設の建設に伴う地下水流動のモデル化・解析に有効となる調査データやモデル化・解析のアプローチについての技術的知見を示した。また、地下水流動のモデル化・解析結果の妥当性を確認するにあたっては、地下施設の建設に伴う地下水水質の変化を用いた比較検討が有効であり、水理学分野と地球化学分野間にわたる評価の重要性を示した。
外池 幸太郎; 峯尾 英章; 竹下 功; 辻野 毅
GLOBAL'93,Future Nuclear Systems: Emerging Fuel Cycles & Waste Disposal Options, 0, p.555 - 562, 1993/00
現在、日本原子力研究所では、燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF)が、1994年の運転開始に向けて完成しつつある。NUCEFで計画されている研究は、核燃料サイクルにおける安全性の向上と、技術の高度化を目的としたものである。本発表では、高度化燃料サイクル・バックエンドにおけるコスト低減やプロセス技術の高度化等の新たな方向づけを述べ、これに関連したNUCEFの研究計画の概要を、臨界安全性研究、高度化再処理プロセスに関する研究及びTRU廃棄物処理・処分に関する研究に分けて説明する。また、NUCEFの主要な設備である2基の臨界実験装置、セル及びグローブボックスに収納されている実験装置を紹介するとともに、建設の進捗状況及び研究協力等の将来計画についても述べる。